診療について

鍼灸とは?

鍼灸とは

4000年、脈々と続いているもの。

4000年の歴史のある、現在も行われている治療方法です。
東洋医学と西洋医学は、背景となる哲学が違います。

西洋医学は人の身体は物質と捉え(唯物論)古くなった又は悪くなった部分が病気であり、それを取り除くことで健康となると考えます。

東洋医学は人の身体は完全体であり何一つ欠けてはならないものと考えます。また身体は「気」で構成されている(気一元)と考えます。
病気とは「気」のバランスが崩れた状態であり、「気」のバランスが整った状態を健康と云うのです。
その「気」のバランスを整える方法の一つが鍼灸治療です。

当院の治療の特徴

少ない刺激で、大きな効果

  • カウンセリングつまり「観ること、聴くこと、触れること」を大切にしながら、論理的に病の根本治癒を目指す鍼灸方法にて治療させていただきます。
  • 一回の施術で刺鍼するツボは基本的に一穴、鍼は一本です。刺さない鍼をつかうこともあります。
  • ストレス社会である現代を生きる「繊細で敏感な現代人」に合わせ、やさしく丁寧に、刺激はできるだけ小さく、かつ最大限の効果を出せる治療を目指します。
  • 肩こり、腰痛、風邪などはもちろん、内科、皮膚科、婦人科、小児科、精神科から難病と呼ばれるものまでご相談ください。
  • あくまでも根本治療のための鍼灸です。慰安のためのマッサージや局所への刺鍼は、ご希望があってもお応えできません。
  • ご質問にはできるかぎり丁寧に、分かりやすくお答えいたします。

適応疾患

下記の症状の方には鍼灸治療が有効です。

※WHO(世界保健機関)の鍼灸適応疾患参照

【神経系疾患】
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ ノイローゼ・ヒステリー
【運動器系疾患】
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症
【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防
【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎,消化不良,胃下垂,胃酸過多,下痢,便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
【婦人科系疾患】
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・ 耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

 

診療道具

診療道具

鍼(はり)

鍼がどうしても苦手な方は、ご相談ください。病にも因りますが、肌に刺さない「打鍼」や「古代鍼」と云う接触鍼にて対応できる場合があります。

灸(きゅう)

灸(きゅう)

米粒大の艾を肌に直接施灸しますが、どうしても苦手な方は、ご相談ください。病にも因りますが、やけどをさせないお灸にて対応できる場合があります。