園田の鍼灸やすらぎコラム

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の症例

2023/11/19

ある患者さんが今度神事があって正座しなくてはいけないが、痛くてできないと訴えてきました。
膝をある角度以上曲げると、膝のお皿の下に激痛が走るとのことです。

いろいろ体表観察をして、膝下の膝蓋腱に傷がついたジャンパー膝(膝蓋腱炎)と診断しました。

単純な靭帯の炎症で、内臓疾患等の影響が無い様でしたので、患部を流れる胃経の経絡上の「解谿」という足首上部にあるツボに熱の反応があったので、20分位置鍼(鍼を刺したままにすること)しました。

後日、結果を聞くと治療してから痛みが全く無く、無事神事に参加できたそうです。

この様に痛いところに刺鍼しなくても、診断・選穴が正しければ著効します。
たぶん痛いところに刺鍼してもその場限りの鎮痛効果だったと思います。

鍼灸はいろいろな運動器疾患の対応が得意です。
お困りの方はご相談下さい。

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兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分

聞きかじりのアフタヌーンティー

2023/11/17

ネットの記事で知って驚いたのですが、英国の文化といえる「アフタヌーンティー」の起源は茶の湯にあるそうです。

ちなみに紅茶や緑茶や烏龍茶の原材料の葉は同一のもので、製造方法が違うだけです。
ヨーロッパにお茶がもたらされたのは17世紀で、オランダ東インド会社が緑茶を長崎の平戸から輸出されたもので、飲み方は日本の茶道をイメージしたものでした。

このお茶がヨーロッパの王侯貴族の東洋趣味が教養としての象徴になり、大旋風を巻き起こしたそうです。

更に贅沢三昧の王侯貴族の職業病ともいえる痛風の妙薬としてお茶が扱われたのも大きな一因です。

後に紅茶の製法が確立され、英国ではお茶好きのメアリー女王(17世紀)とアン女王(18世紀)によって上流階級でお茶を飲む風習が生まれ、アンナ・マリア公爵夫人(19世紀)が社交の一環として「アフタヌーンティー」の様式を調えました。

私は烏龍茶をよく飲みますが、美味しい緑茶は飲むと何だかホッとします。
ただしお茶のカフェインは少量だとストレス解消となりますが、多く摂取するとストレス増悪の原因となりますので、ご注意下さい。

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銀杏の功罪

2023/11/14

イチョウの葉が色づき始め、銀杏が落ちている木もあります。
美味しい銀杏ですが、意外に中毒性がきつい様です。

小児科医の先生の話だと、中毒になった場合の死亡率は約13%と結構シャレにならない数字です。戦後の食糧難の時に被害者が多かったとか。
一度にたくさん食べると、特に子供は危ないそうです。

中毒症状は、嘔吐やケイレンが主な症状です。
銀杏の有毒成分は熱に強く、加熱調理をしても消えません。

昔は「年齢の数以上の銀杏はたべるな」という言い伝えがあったそうですが、あながち間違いではありません。

しかし銀杏は美味しい上に、タンパク質やビタミンB群・C・Eなど栄養価の高い食品で、咳・痰・疲労回復・口内炎・老化予防の効果があるそうです。

気を付けながらも、是非食したいものです。

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手当の心は母心

2023/11/08

最近、家内がテニススクールに通い始めました。
運動不足を気にしていたので、良い事だと思います。本人も楽しんでいる様です。

しかし、ある日ついに来ました。テニス肘です。
かなり痛い様で、買い物にも苦労していました。

当然鍼で鎮痛したのですが、次にスクールに行くと再発必至でしたので、テーピングをしてあげました。

久々にテーピングをしましたが、うまくいった様です。若干痛みはありましたが、かなりマシとのこと。

今朝の患者さんが、昨夜足の甲に神経痛があって、シップをしたらよくなったとのこと。
シップと同じ効き目の塗布薬では効かなかったと云っていました。

「手当」という言葉がありますが、ぶつけた箇所に痛みが走った時、手で患部を撫でると痛みが引いた経験が誰でもあると思います。

ゲートコントロール理論と云って、痛みを感じたときにその部位に触れる(触刺激をあたえる)ことで、痛み を感じさせる神経経路を阻害し痛みを和らげる効果があります。

同じ理屈で、患部にシップを貼ることもテーピングをすることも、撫でる=手当していることで、鎮痛効果や 予防効果に繋がっていたのでしょう。

手当の最初の記憶は、母に患部を撫でてもらったと云う方も多いと思います。
手当には、何だか母の愛が感じられます。

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良い時候

2023/11/07

良い気候が続いており、本当に爽やかな日々です。
気温や湿度が安定しており、過ごしやすくて助かっております。

不思議なもので、こんなちょうど良い時候の時ほど、服装に迷います。
一枚羽織ると暑く感じるし、脱ぐとバイク移動時に寒く感じます。
昼と夜の温度差に関しても然りです。

「中庸」という言葉がありますが、儒教においては理想の状態の事です。
偏ることなく、過不足なく調和がとれている事だそうです。

私自身は中庸とはかけ離れている人間なので、自然の中庸に戸惑い、うまく対応できないのかも知れません。

何の拘りもなく、中庸の時季を楽しめる様になりたいものです。
折角の良い時季に、それを楽しむことができない自分はまだまだです。

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季節の変わり目にご用心・秋

2023/10/30

節の変わり目で、体調を崩されている患者さんが多くなってきました。
高齢者は、動悸やふらつきが多いように思えます。

夏が暑かったため、ただでさえ弱っている消化器に更に暑さが負担となった結果の症状だと思われます。

消化器の機能を補う治療をしてましたが、そこから膝痛など整形外科的症状が発症している患者さんは、動悸やふらつきが落ち着いても御歳と云うこともあり膝痛はしつこく残ってしまいます。

先日もお寺のご住職とお話しした際、この時期は葬儀が多くなるが今年は更に多いと仰っておりました。

また秋は空気が乾いてきますので、肺や喉を傷めやすいので、お気を付けください。

肺はそもそも乾燥を好みますが、乾きすぎるのはいけません。
加湿器を利用するなど、風邪・コロナ・インフルエンザ等の予防にも繋がるので、自衛策をとって下さい。

急激な気候変化は、自然の一部である私達にも多大な影響があります。

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難病に挑む鍼灸

2023/10/25

先日、鍼の勉強会に行ってきました。
いろんな先生方のお話が聞けて、とても勉強になりました。

症例発表では、高齢の女性の両腕の慢性筋肉痛の治療をすると、結果長年苦しんでいた顔面神経麻痺が、同じ治療で治った(異病同治)という症例でした。1穴治療でです。

東洋医学的に弁証論治(病気を原因・発症を論理的に考察し、治療方法を決定しその結果を再度理論化すること)をすると、さもありなんと云った症例でした。

顔面神経麻痺が長年治らなかったのも筋肉痛が慢性化したのも、一つの原因から派生したものだったのです。それを治療したのです。

別の先生ですが、「ミトコンドリア脳筋症」(先天的に、身体を動かすエネルギーを産生するミトコンドリアに異常があり、脳と筋肉に特に異常をきたす難病指定病)に取り組み始めたそうです。

西洋医学と東洋医学は、物事を捉える物差しがちがうので、別の側面からアプローチします。
そのため西洋医学的には難病でも、鍼灸で著効があることは珍しくありません。

例えば、西洋医学的には脳が思考や意志決定を行いますが、東洋医学的には心(神)が行います。

西洋医学的見地では心臓はあくまで臓器ですが、東洋医学的には心(しん)は臓器とその機能も内包します。だから悲しいことがあると心(こころ)が痛むのです。

西洋医学的哲学では、血液を送る臓器が人の感受性で変化は起さないはずです。

私が参加している勉強会では、多くの医師が参加されています。
鍼灸の治療結果を西洋医学的見地から考察したり、実際治療に組み入れている医師もおられます。

患者さんを治したい気持ちに、洋の東西はありません。

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辛い歯痛に鍼灸

2023/10/19

歯痛にも鍼灸は有効です。
口にも経絡が流注(通っていること)しているからです。

上の歯や歯茎痛は「胃経」、下の歯や歯茎痛は「大腸経」が支配しています。

歯痛の病理(痛む理由)は以下の通り鑑別します。
① 水を含むと痛み増悪 →寒証=経絡を温める手技をする。
② 水を含むと痛み緩解 →熱証=経絡の熱を散らす手技をする。
③ 温めても冷やしても痛む →気の停滞=気を巡らす手技をする。
④ 常時痛みがきつい →瘀血(病理産物、膿など)=臨泣穴or三陰交穴を配穴。

実際何人か鍼で緩解しました。

私は試したことはありませんが(歯科医師免許がありません)、中国などでは鍼麻酔で抜歯を行うそうです。
また鍼麻酔の方が出血量も少なく、感染症に罹り難いそうです。

頭痛や肩凝りでは、一時的に歯の嚙み合わせが悪くなる方もいらっしゃいます。
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この気なんの気、気になる気

2023/10/18

鍼灸をしておりますと、「気」の存在に気付きます。
身体に触れない様に経絡に手を翳していくと、手のひらの真ん中辺り(ツボでいえば、‘労宮‘)に、冷えや反発や吸い込まれる様に感じられる(反応がある)場所(ツボ)があります。

実際にも、フェザータッチで探ると同じ場所に同じ反応に加え、皮膚表面の緊張や弛緩が触知できます。ここが治療穴の候補になる場合が多いです。

更に候補穴を絞り込んで最も効果的なツボを1ないし2か所選び治療を施します。
そして、その分シャープな効き目があります。

最初は当然「気」の存在などには気付かず、その存在さえも懐疑的でした。
ではどうやって治療穴を決めたかと云うと、ツボを指頭で押して圧痛の有無で判断していました。

またハウツー本の「○○にはこのツボが効く」なんてものも試しましたが、圧痛を与えると患者さんに不快感を与えかねず、何より効き目が今一つなのです。

「気」を感じられるようになるには、とにかく「気」を意識して体表観察を数多く熟すことでした。
そのために、なるべく流行っている鍼灸接骨院に就職して場数を熟しましたが、まだまだです、更なる修練が必要です。

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徒然考

2023/10/16

久々に「相田みつを」の書籍を手に取りました。
朴訥とした語り口調と筆致にキラリと光るメッセージがさり気なく込められていて、いつも感服します。

相田みつをの書が流行ってから大分経ちますが、いまだに「相田流」と云えばいいのでしょうか、似たテイストの書が巷に溢れる様になって影響力の大きさを感じると共に、みなさんがそれを楽しんでいるのがわかります。

模倣でも、本人と詐称しなければ、良いと思います。
「守破離」といいますか、模倣から始まって、壁にあたって悩み、徐々に自分らしさが身に付き、ついには別の何かに自然となってゆく、鍼灸の修練も似ている様に思えます。

「悟ろうと思うも迷い」、そんな壁に当たっている自分がいます。
何時になったらこの執着から脱却できるのでしょうか?

そんなことを割とライトに考える、今日この頃です。

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